「プロゴルファーになりたい」「ゴルフを教えるプロとして活躍したい」
ゴルフの世界には、トーナメントで戦う競技者と、指導に特化した指導者の、大きく分けて2種類のプロ資格があります。
本記事では、日本国内における2大プロ資格(ツアープロ/ティーチングプロ)の取得方法、超難関と言われるプロテストの難易度、そして合格への具体的なロードマップを徹底解説します。
この記事を読めば、あなたの目指すプロの道が明確になります。
1. ゴルフのプロ資格は2種類!あなたのゴールは?
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日本国内で公的に認められているゴルフのプロ資格は、主に以下の2つの団体が認定しています。


| 資格の種類 | 認定団体 | 主な活動内容 | 難易度(合格率) |
| トーナメントプロ | PGA(日本プロゴルフ協会・男子) JLPGA(日本女子プロゴルフ協会・女子) | プロツアー競技に出場し、賞金王を目指す競技者。 | 極めて高い(3%〜5%程度) |
| ティーチングプロ | PGA(日本プロゴルフ協会) | ゴルフスクールなどで指導・育成を行う指導者(レッスンプロ)。 | 高い(実技審査通過後50%弱) |
2. 【ツアープロ編】合格率3%の超難関「プロテスト」
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トーナメントプロ資格は、合格率わずか数%という、国内トップレベルの狭き門です。トーナメントプレイヤーとしてプロツアーで戦うための「会員資格」です。
2-1. プロテストの試験概要(多段階選抜)
PGA(男子)およびJLPGA(女子)のプロテストは、1年に1回実施され、複数の段階を経る長期戦となります。
| 段階 | 形式 | 期間 | 難易度 |
| プレ予選/1次予選 | ストロークプレー(競技形式) | 3日間〜 | 最初のふるい落とし。 |
| 2次予選 | ストロークプレー | 4日間〜 | 厳しいカットライン。 |
| 最終プロテスト | 4日間72ホールのストロークプレー | 4日間 | 合格は上位規定人数のみ(例:20位タイまでなど)。 |
合格ラインは、最終プロテストに出場した選手の中で、毎年定められる上位順位までです。高い技術力はもちろん、4日間にわたる過酷な環境を戦い抜く精神力と体力が試されます。
2-2. プロテストの受験資格(PGA・JLPGA共通)
- 年齢:受験年度に16歳以上であること(団体により細則あり)。
- アマチュア資格:プロテストに合格し、プロとして協会に入会した時点でアマチュア資格は失われます。
2-3. プロテストに合格しなくても「プロ」になる方法
プロテストに合格していなくても、アマチュア選手としてプロツアーに出場し、トーナメントで優勝すれば、「プロ宣言」を行い、協会からプロ認定を受けることが可能です。
ただし、これは「日本女子ゴルフ史上7名」など、極めて稀な偉業であり、プロテスト以上に難易度が高いルートと言えます。
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3. 【ティーチングプロ編】指導のプロを目指す資格
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PGAが認定するティーチングプロ(レッスンプロ)は、ゴルフの指導理論と技術を兼ね備えたプロ資格です。主にB級とA級があり、B級取得が第一歩となります。
3-1. ティーチングプロ(B級)取得のステップ
トーナメントプロとは異なり、実技試験と知識講習が組み合わされたプロセスを約1年〜2年かけて進めます。
| ステップ | 内容 | 合格基準・期間 |
| 実技審査(プレ実技・実技) | 36ホールストロークプレー形式。 | 規定のストローク数以内。高い競技力が求められる。 |
| 筆記試験 | ルールテスト、基本ゴルフ教本テスト。 | ルール6割以上、教本8割以上など。再試験制度あり。 |
| 面接審査 | プロとしての適性、指導への意欲を確認。 | 約10分。 |
| 講習会(B級講習会) | 指導理論、生理学など専門的な約200時間の講習を受講。 | 講習内の厳しい検定すべてに合格。 |
3-2. ティーチングプロの難易度と期間
- 実技審査:トーナメントプロほどではありませんが、相当な技量が必須です。
- 合格率:実技審査を通過した後の筆記・講習の最終的な合格率は約50%弱と言われています。
- 期間:受験開始から資格取得まで、すべてのプロセスを順調に進めても1年半〜2年程度を要します。
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4. まとめ:プロ資格取得のためのロードマップ
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ゴルフのプロを目指すなら、まず自身の目標とする資格を明確にし、長期的な計画を立てて取り組みましょう。
| あなたの目標 | 今すぐ始めるべきこと | 費用と期間 |
| ツアープロ | 徹底的なスコアアップと実戦経験。アマチュアの公式競技で結果を残し、プロテストの多段階選抜を勝ち抜く技術力とメンタルを養う。 | 受験料+登録費用(高額) 合格まで数年を要するケースも多い。 |
| ティーチングプロ | 指導理論と知識の習得。PGAの教本に基づく知識を深めるとともに、実技審査をクリアする安定した技術力を磨く。 | 受験料+講習費(数十万円) 資格取得まで約2年。 |
ゴルフのプロ資格は、単なる技術認定ではなく、その後のキャリアを左右する重要なスタートラインです。夢を実現するために、覚悟を持って挑戦してください。











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