スコアメイクの最大の難関であるバンカーショット。しかし、砂の「硬さ」と「場所」によって打ち方を明確に切り替えれば、バンカーは怖くなくなります。
この記事では、フェアウェイとガードバンカーのそれぞれで、硬い砂と柔らかい砂に出会った際の具体的な対応策を、脱出成功率アップに直結するポイントに絞って解説します。
1. フェアウェイバンカー：飛距離を出すための「クリーンヒット」
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フェアウェイバンカーの目的は、グリーンまでの飛距離を確保することです。ガードバンカーのように砂を多く取る打ち方は厳禁で、「いかに砂を噛まずにボールを打ち抜くか」が重要になります。
状況①：硬いフェアウェイバンカー（ホームラン注意！）
砂が硬いと、クラブのソールが跳ね返り、ボールの頭を叩くトップ（ホームラン）が出やすくなります。
| アドレスのコツ | スイングのコツ | 意識するポイント |
| ボールを右足寄りに置く。 | コンパクトに振り抜く（ハーフスイング程度）。 | ボールを直接打ち抜くイメージで、砂を爆発させようとしない。 |
| 左足に体重6割で固定。 | 手首を緩めず、インパクトで力を伝える。 | 頭の高さをキープし、軸ブレを抑える。 |
| グリップを短く持つ。 | ダウンブロー気味（上から鋭角に）にクラブを入れる。 | ダフリは厳禁。ソールを地面に当てないよう注意。 |
状況②：柔らかいフェアウェイバンカー（ダフリ注意！）
砂が深く、ヘッドが潜りすぎて飛距離を大きくロスする（ダフリ）リスクが高まります。
| アドレスのコツ | スイングのコツ | 意識するポイント |
| グリップを短く持つ（クラブを短くする）。 | 緩やかな入射角で振り抜く。 | ボールの手前を叩かないことに全集中。 |
| 左足体重で固定。 | 体と腕を同調させ、手打ちを防ぐ。 | 飛距離は諦め、脱出を最優先。無理に飛ばそうとしない。 |
| フェースはスクエア気味。 | フォロースルーまでしっかり振り切る。 |
百聞は一見にしかず 【クリーンヒットしたい方必見】フェアウェイバンカーでもダフらずクリーンヒットする超簡単なコツ！ by 飯島茜のゴルフちゃんねる
2. ガードバンカー：砂の量を変える「砂の爆発コントロール」
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グリーン周りのガードバンカーは、手前の砂を叩いて砂ごとボールを出すのが基本ですが、砂の硬さに応じてヘッドの入射角とフェースの開き方を変える必要があります。
状況③：硬いガードバンカー（バウンス厳禁！）
砂が硬いと、バウンス（ソールの出っ張り）が地面に弾かれてトップしやすくなります。
| アドレスのコツ | スイングのコツ | 意識するポイント |
| フェースは開かず、ほぼスクエア。 | 通常より短い振り幅で、しっかりダウンブロー。 | バウンスを使わず、リーディングエッジ（刃）で砂を薄く削り取る。 |
| ややハンドファーストに構える。 | グリップをしっかり握り、砂の抵抗に負けない。 | 飛距離が出やすいので、振り幅で調整しオーバーを防ぐ。 |
状況④：柔らかいガードバンカー（深く潜るのを防げ！）
砂の抵抗が非常に強く、ヘッドが深く潜り込んでしまい、脱出に失敗しやすくなります。
| アドレスのコツ | スイングのコツ | 意識するポイント |
| フェースを最大限に開く。 | 振り幅を大きく取り、フィニッシュまで振り切る。 | 手前の砂を多めに爆発させるイメージ。 |
| 両足を砂に深く埋める（安定）。 | インパクトで力を緩めない。砂に負けないスイング。 | バウンスを最大限に活かすため、手首を使いすぎない。 |
| 右足にやや重心を置く。 | 左足重心を保ちつつ、砂ごとボールを押し出す。 |
百聞は一見にしかづ 『硬いバンカー、柔らかいバンカーの打ちかたとコツ！』 by スギプロチャンネル
3. まとめ：バンカー攻略は「状況判断」が全て
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| 状況 | 場所 | 砂の硬さ | 成功の鍵（最重要） | 避けるべきミス |
| ① | フェアウェイ | 硬い | クリーンヒット（ボールを直接打つ） | トップ（ホームラン） |
| ② | フェアウェイ | 柔らかい | グリップを短く持つ | ダフリ（飛距離ロス） |
| ③ | ガード | 硬い | フェーススクエア、薄く削る | バウンスの跳ね返りによるトップ |
| ④ | ガード | 柔らかい | フェース大開き、大きく振る | ヘッドが潜り込み脱出失敗 |
これらの打ち方を練習し、コースで砂質をチェックする習慣を身につければ、バンカーはもうあなたのスコアを崩す障害にはなりません。状況に応じた「クラブの入射角」と「フェースの向き」のコントロールをマスターし、自信を持ってバンカーからナイスアウトを決めましょう！
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